口癖も笑い声も覚えているのに、上手に思い出せるのは横顔だけ それはきっと、並んで前を向いているからなんだ

少し何かあったくらいで嫌いになるのなら、 所詮はその程度の気持ちだったってことだ

汚れと疲れと、そのついでに愚痴や弱音も洗い流す 清らかな石鹸の香りを、体と心に纏う

何かを必死に追い求めているときは楽しい 少し物足りないくらいの状態が最も楽しい

「おやすみ」と声を掛け合う相手がいる夜は、心が温まる

時代の流れを肌で感じる行為は、どんなドラッグにも優る

雰囲気に流されて芽生えた恋は、雰囲気に流されて終わりを迎える

もっとスリムに、スマートに、ストレートに けれど誰よりエネルギッシュに

海へ、海へ、海へ車を走らせて、 綺麗な朝焼けを見た朝は、満員電車に叫びたくなる 「ねぇ、朝日ってマジで速く動くって知ってる？」

汚しては洗う 散らかしては片付ける 日々あらゆる物事を無限に繰り返しているように思えるが、 決して循環ではない、螺旋なのだ

睡眠によって「体の疲れ」を癒せるのなら 「心の疲れ」を癒す方法はないのだろうか

毎日が誰かの記念日 知らない誰かの記念日大切な人の大切な日を 一緒に祝うことのできる幸せ

ただ甘いだけなら直ぐ飽きる 食べ物も、人生も同じ

バスや電車を乗り継いで 遠く、遠くまで だけど 現実逃避しても無駄だよ どこまで行っても、君は君だから

唯一無二の生き甲斐を見つけた人は 幸福であり、ほんの少しだけ不幸だ

「どうでもいいこと」ばかりの世の中だ 「どうでもよくないこと」は僅かばかり 大切にすべきことを勘違いしないように！

「どうも」「すみません」 曖昧な言葉が溢れている 「ありがとう」「ごめんなさい」 言えない人で溢れている

嫌われるより、忘れられる方が哀しい けれど、忘れられまいと足掻く姿も哀しい 他人の記憶を操ろうとする行為自体が哀しい

「ため息を吐くと幸せが逃げる」というより、 「ため息を吐くと不幸な気分になる」が的確 吸い込め！

化粧を施し、香りを纏い、完全武装で家を出る 男に媚びるためではなく、気合いを入れるための自己暗示なのだ

空の青は寛大だ 豪邸も、廃墟も、都会も、田舎も… 様々な色彩を認め、赦し、包む、寛大な色だ

「日本人っぽい」 これは、どうやら誉め言葉ではないようだ 私達の国籍は何処？

どれほど高価なダイヤより、自力で輝くホタルがいいな

もしも異物に出会ったら、否定の前に興味を持とう

すました顔をして老いていくのがオトナならば 私はガキのままで馬鹿笑いし続けていこうかな

予報に頼らず、予感に頼る

永遠なんて退屈なだけ なにより変化が面白い

声高に個性を主張する者ほど、むしろ集団に埋没してみえる

米一粒の価値を忘れた現代人

「闇」が「光」を引き立てるように、「多忙」が「幸福」を色濃くみせる